【液填】LAB用液剤充填シール機(1液充填型)

液体剤形の薬品をカプセルに充填し、バンドシールまでを行うクリーン仕様の全自動機です。カプセルサイズは、00、0el、0、1、2、3、4にが使用可能です。(標準仕様で1サイズを装備、他はオプション選択)
充填液剤は、低粘度(1Cp)~高粘度(20000Cp)まで充填できます。(標準仕様は50Cp~100Cp、他はオプション)
バンドシールタイプの充填シール機(全自動機)は、2008年に世界初として販売を開始しました。

【液填2】LAB用液剤充填シール機(2液剤充填型)

液体剤形の薬品をカプセルに2種類の液剤を充填し、バンドシールまでを行うクリーン仕様の全自動機です。
バンドシールタイプの2液剤充填シール機としては、世界初の全自動機です。
オプションとして、【1液剤+1錠剤充填】、【1液剤+1粉体充填】、【3液剤充填】を取り揃えています。

【液填】量産用液剤充填シール機(1液充填型)

LAB用【液填】を量産機用として開発した中型生産機です。
LAB機の性能はそのままに、6列式の量産機とし、充填からバンドシールまでを連続して行う全自動機です。
18,000カプセル/時間の生産能力があります。(充填液剤により、生産数は変化します)
カプセルサイズ:00、0el、0、1、2、3、4まで仕様が可能です。
充填液剤は、非水溶性液体で、標準液剤粘度は50CPS~100CPSまで充填が可能です。(低粘度、高粘度液剤にはオプション対応します)

新技術を使いハードカプセルに

液剤充填からバンドシールまで連続式装置の製造を販売

製品仕様
①可能充填物 オイルベース液剤
②生産数量 1,500Caps~3,000Caps/h
③充填可能粘度 50CPS~100CPS(低粘度、高粘度液剤にはオプション対応します)
④機械寸法 W1,450mm×D715mm×H1,440mm
⑤機械重量 650kg(オプション含む)
⑥販売価格 15,000,000円~30,000,000円(オプション含む)
⑦適用カプセルサイズ(液剤フル充填容量)
  • #00=0.85ml
  • #0=0.61ml
  • #1=0.43ml
  • #2=0.33ml
  • #3=0.24ml
  • #4=0.18ml

本商品の運転プロセス

新規性①

新開発バキューム式減圧システム

カプセルのキャップとボディの隙間を、新開発のバキューム式減圧システムで、
カプセル内とその周囲を減圧状態とし圧力上昇の課題を解決しました。

新開発バキューム式減圧システムの機構

  • 真空減圧ユニット内部

  • 真空減圧ユニット操作部

バキューム減圧のフロー
  • ①真空ポンプを駆動してあらかじめ真空を発生させる。
  • ②吸引したい真空圧力に調整する。
  • ③真空の流量を調節する。
  • ④カプセル結合直前のタイミングをあらかじめ機械パラメータでセット。
    設定されたタイミングで真空吸引用バルブが開き、真空減圧を開始する。
    設定されたタイミングで真空吸引用バルブが閉じ、真空減圧を終了する。
  • ⑤真空吸引用バルブが閉じると同時に、真空破壊用バルブが開き、真空状態を解除する。
新規性②

高効率の乾燥ユニットとコンパクト化に成功

乾燥させるユニットを新設計し、乾燥プレートを20枚積み重ね、カプセルがプレート間を落下移動する間にブロワファンで乾燥する新機構としました。このことで乾燥ユニット内に400個のカプセルを7分以上保持し、乾燥させます。
この新機構によって画期的な省スペースを実現しました。

バンドシール用の液剤をカプセルに塗布し、乾燥させるユニット(ディスク)に移送します。

PROJECT

  • 学長から習近平国家主席に説明している様子(写真1)

  • 澳門大学に導入されている研究設備

  • 液填を使った研究発表

  • カプセルのサンプル商品

新薬の研究開発(澳門大学)

澳門大学(中華人民共和国マカオ特別行政区)では、【液填】導入後から、新薬(液体剤形)の研究開発が進められています。
2019年のマカオ返還20周年記念式典では、習近平国家主席(写真1)から注目されていると報告されています。

澳門大学の漢方薬多形態共存のカプセル化技術紹介